私が30歳のとき、医師から告げられた「左右大腿骨頭壊死」という診断。
それは、思い描いていた未来を大きく変えるものでした。
それから30年以上にわたり、私は病気と向き合いながら生きてきました。
変形性股関節症が進行し、杖なしでは歩けなくなった日々。
両側の股関節を人工関節に置き換える手術を受けた後も、予期せぬ深部感染との闘いが待っていました。
9回の手術、11回の入院、延べ600日に及ぶ入院生活は、私にとって試練の日々でした。
それだけではありません。
C型肝炎の治療も必要となり、心身ともに消耗する日々を乗り越えてきました。
このブログでは、私が経験した手術や治療、そして困難を乗り越える中で得た教訓や気づきを綴ります。
同じような状況にいる方や、家族を支える方にとって、一筋の光となれば幸いです。
大腿骨頭壊死の発症と診断
突然の股関節の痛み、その原因が「大腿骨骨頭壊死」だと診断されるまでの道のりを詳しく振り返ります。
30代という若さで予期せぬ病に直面した驚きや不安、診断に至るまでの医師とのやり取りや検査の過程を具体的に綴ったこの記事は、同じ症状で悩む方々やそのご家族に役立つ情報をお届けします。
大腿骨骨頭壊死の手術
1984年、左大腿骨頭壊死と診断され、当時の選択肢だった回転骨切り術を受けました。
手術内容やその後のリハビリの詳細、復職までの道のり、そして生活の質を維持するための工夫を振り返ります。
困難に立ち向かいながら歩んだ経験は、同じ状況にいる方々にとって励ましや参考になるはずです。
両足の大腿骨骨頭壊死からキャリア再生への道
左大腿骨頭壊死の手術からわずか3か月後、右大腿骨頭壊死と診断され、再び手術とリハビリに挑みました。
両足の手術を経て現職復帰を断念するも、会社の理解に支えられ、広島で新たなキャリアを築くことができました。
この試練と再出発の記録は、困難の中でも希望を見出す力を与える内容となっています。
インターフェロン治療成功!C型肝炎克服の実体験
左大腿骨頭壊死の手術後、輸血により非A非B型肝炎(後のC型肝炎)を発症。
長い闘病生活の末、47歳でインターフェロン治療に挑み、HCVウイルスを消失させることに成功しました。
この困難を乗り越えた経験は、同じ病を抱える方々に希望を届けるとともに、治療を進める上での貴重なヒントとなる内容です。
骨頭壊死から30年後の現実!重度変形股関節症との闘い
30年前に両大腿骨頭壊死の手術を受けたものの、予後が悪化し、30年後には重度の変形股関節症を発症。
歩行の困難に直面し、悩んだ末に人工関節置換術を決断しました。
この長い年月をかけた闘病の記録は、同じ症状に悩む方々に、治療の選択肢や希望を示す貴重な体験談です。
5時間の壮絶手術!難関を乗り越えた人工関節置換の全貌
後方アプローチで行われた人工関節置換術は、5時間にも及ぶ大手術でした。
主治医からは『日本で3本の指に入るほど難しい手術』と告げられ、股関節の状態の深刻さと手術の重要性を改めて実感しました。
この難関を乗り越えた詳細な記録は、同じような手術を控える方々にとって貴重な参考となるはずです。
人工関節置換術後の予期せぬ試練、深部感染治療の全記録
人工関節置換術で痛みから解放されるはずが、まさかの深部感染を発症。2度の洗浄手術を受け、特に2回目は足の内側から徹底的に行う「循環洗浄」という過酷な治療を経験しました。
感染との闘いと治療の詳細を記したこの記事は、人工関節手術を受ける方々や医療関係者に貴重な情報を提供します
右は前方、左は後方!人工関節手術の体験から見るアプローチの違い
人工関節置換術を左右で異なるアプローチで受けた経験を詳しく記録しています。
左脚は後方アプローチ、右脚は前方アプローチで行い、それぞれの手術方法の違いや特徴、右脚で前方アプローチが選択された理由を解説しています。
これから手術を検討している方々にとって、貴重な情報源となる内容です。
深部感染が再発!再び挑んだ治療と1か月半の闘病記録
人工関節置換術後の深部感染が薄らいだ記憶となりつつあった2018年、深部感染再発の厳しい現実に直面。過去の辛い治療の記憶が蘇り、不安と恐怖に苛まれました。
今回はデブリードマン(感染部位の洗浄)を選択し、適切な治療で1か月半の入院を経て回復。
再発から回復までの道のりを詳しく綴った体験記です。
まとめ
30歳で左右大腿骨頭壊死と診断されてから、70歳の現在まで、私は病気と共に歩む人生を送ってきました。
9回の手術、11回の入院、延べ600日の入院生活を経験。
人工関節置換術や深部感染の治療、C型肝炎、乾癬性関節炎、脊柱管狭窄症の手術と、様々な試練が続きました。
それでも心が折れずに前を向けたのは、家族の支え、会社の理解、そして素晴らしい先生方との出会いがあったからです。
この30年間で得た教訓は、困難に立ち向かう勇気と、周囲の助けを信じる大切さ。
同じように病気や手術に悩む方々に、私の経験が少しでも役立ち、希望となれば幸いです。このブログを通して、多くの方に光を届けたいと思っています。