脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭くなり神経が圧迫されることで、腰痛や足のしびれ、さらには歩行困難を引き起こす病気です。
私は2019年に手術を受け、この病気と向き合いました。
本記事では、手術から退院までの具体的な経緯や、術後の回復を支えるリハビリの実践法について詳しく紹介しています。
手術前日の緊張感や術後の痛みを乗り越えながら、リハビリを通して少しずつ日常生活を取り戻す過程を綴りました。
また、ストレッチや筋力トレーニング、歩行訓練といった取り組みが、どのように回復を支えたのかについても触れています。
同じ病気で悩む方々にとって、私の経験が少しでも参考になり、回復への道筋を見つける助けになれば幸いです。
この記事を通じて、適切な治療とリハビリの重要性をお伝えします。
脊柱管狭窄症に悩む方へ——私の手術体験と詳しい解説
脊柱管狭窄症は、腰や脚の痛み、しびれを引き起こし、歩行や日常生活に大きな支障をきたす病気です。
私自身、この病気を経験し、2019年に手術を受けました。
痛みや不安と向き合った日々、そして手術後の回復までの道のりは決して楽なものではありませんでしたが、今では「もっと早く知っていれば」と思うことがたくさんあります。
この記事では、脊柱管狭窄症の症状や治療法について詳しく解説し、私の手術体験も交えてリアルな情報をお伝えします。
手術を検討している方や、症状に悩んでいる方にとって、少しでも参考になれば幸いです。ぜひ、以下の記事をご覧ください。
入院から退院までの経緯
私の手術は2019年に行われました。
以下は、その際の入院から退院までのスケジュールです。
手術やリハビリの内容を振り返り、退院までの経緯を紹介します。
10/9 入院(見出し3)
手術前日の午前中に入院しました。
入院してすぐ、血液検査や心電図、麻酔前の診察など、手術に向けた準備が行われました。
この日は緊張したのか、寝つきは悪かったです。
10/10 手術(13:30~15:30)
手術は午後に予定されており、前日の21時30分以降、食事を控えるよう指示があり、水分は、当日の11時まで取ることができました。
約2時間の手術が無事に終了しましたが、この日は術後の痛みが激しく、鎮痛剤を使用しながら痛みに耐える1日でした。
10/11(1日目) 尿と血のドレーンが外され、歩行器を使ってトイレが許可
術後1日目には、体に装着されていた尿管カテーテルや血のドレーンが取り外されました。
これにより、トイレへ自分で行くことが可能になり、少しずつ身体を動かす練習が始まりました。
歩行器を使いながら、看護師のサポートのもと、短い距離を移動することができました。
10/13(3日目) 歩行許可が出る
3日目には、病室の外を歩く許可が出ました。
最初はゆっくりとしたペースで歩き始め、杖を使用しながら少しずつ距離を伸ばしました。
10/14(4日目) コンビニまで外出し、約500歩歩く
術後初めて病院の前にあるコンビニまで外出しました。
約500歩という距離は術後の私には挑戦でしたが、無事に達成することができました。
病院の外を歩くことは気分転換にもなり、外の空気を吸えたことは気持ちがよかったです。
10/15(5日目) 血液検査でCRP2.0、傷口の経過は良好
5日目の血液検査では、炎症を示すCRP値が2.0まで下がり、順調に回復していると医師から説明を受けました。
傷口も綺麗という説明を受けました。術後、順調に回復してきていることを実感しました。
10/17(7日目) 理学療法士と一緒に外を1500歩歩く
退院を控えた7日目には、理学療法士と一緒に病院の外を散歩しました。
長い距離歩くのは初めてのことなので、歩数は1500歩を目標に設定しました。
秋の爽やかな空気を感じながら歩くことで、回復している実感ができ、モチベーションが高まりました。
10/18(8日目) 退院、2週間後に診察
ついに退院の日を迎えました。
医師からは、術後の経過が順調であると説明を受け、2週間後の診察で再度確認することが決まりました。
退院後は自宅での生活に戻るため、無理をしない範囲でリハビリを続けるよう指導を受けました。
自宅に帰れることがうれしかったです。
術後の回復を促す実践法
術後の回復を促すためには、日々の取り組みが重要です。
私は、ストレッチや筋力トレーニング、歩行訓練に加え、コルセットの活用や姿勢への配慮を徹底し、回復を目指しました。
柔軟性を高めるストレッチ
腰や脚の筋肉を中心に、柔軟性を保つためのストレッチを毎日行いました。
具体的には、太ももの裏を伸ばすハムストリングスストレッチや、腰を柔らかくする腰部ストレッチなどが中心です。
これらの運動により、筋肉の緊張が緩和されるだけでなく、関節の可動域が広がり、日常生活での動きがスムーズになった気がしました。
筋力を強化するトレーニング
手術後の回復を促すため、腰回りや下肢を鍛える筋力トレーニングを継続しました。
手術部位への負担を軽減するために、プランクやスクワットで脊椎周囲の筋肉を強化しました。
理学療法士の指導で軽い負荷から始め、徐々に強度を上げました。
筋力がついたことで姿勢が安定し、腰痛や再発のリスクが減少すると説明を受けました。
健康維持に役立つ歩行訓練
間欠性跛行の予防と改善を目指し、適度な休憩を挟みながら歩行訓練を実施しました。
リハビリで通院している時は、院内で短い距離から始め、徐々に屋外での歩行へ移行し、1日15~20分を目安に歩いていました。
正しい姿勢を意識し、足を引きずらないよう注意しながら、転倒防止のため杖も使用しました。
歩行は血流促進や筋力維持、心肺機能向上に効果があり、術後の体力回復や健康維持に役立つと聞きました。
安心を与えるコルセットの活用
術後の回復を支えるため、寝る時以外はコルセットを装着しました。
脊椎を安定させ無理な動きを防ぐほか、手術部位への圧力を軽減し、痛みを和らげる役割を果たしました。
締め付けが強すぎないよう調整し、快適さにも配慮しました。
装着期間は、約1か月間でした。
日常生活での姿勢への配慮
退院時、主治医から「ソファには深く腰掛け、背筋を伸ばして座るように」と指導を受けました。
正しい姿勢を保つことで脊椎への負担が均等になり、手術部位への圧力を軽減できるからです。
浅く座ったり背中を丸めたりすると腰に負担がかかるため注意が必要としつこく言われました。
まとめ
脊柱管狭窄症の手術後の経過とリハビリの実践法を通じて、回復に向けた日々の取り組みの大切さを実感しました。
ストレッチや筋力トレーニング、歩行訓練といったリハビリを地道に続けることで、痛みが軽減され、生活の質が向上したと思います。
また、コルセットの活用や正しい姿勢を意識することも、回復を支える重要な要素でした。
手術やリハビリには個人差がありますが、自分に合った方法を、主治医や理学療法士と相談しながら見つけて続けることが大切だと考えます。
この記事が、同じ病気で悩む方々に少しでも役立ち、快適な生活を取り戻すきっかけとなれば幸いです。
自分のペースで焦らず、少しずつ前進することが回復への第一歩だと思います。