脊柱管狭窄症の手術体験記:後方除圧術と低侵襲手術の全貌

闘病記録

この記事では、私が経験した脊柱管狭窄症の手術についてお伝えします。

後方除圧術(顕微鏡下)という術式を低侵襲手術で実施し、神経の圧迫を取り除きました。

この記事では、手術内容の詳細と、そのプロセスについて詳しく説明します。

脊柱管狭窄症とは?

脊柱管狭窄症は、脊椎の中央を通る脊柱管が狭くなり、神経や脊髄が圧迫される状態を指します。

この状態により、腰痛や足のしびれ、さらには歩行困難が生じることが多いです。

治療法には、薬物療法や理学療法、手術が含まれます。

症状が進行すると手術が必要となり、適切な治療によって生活の質が大きく改善する可能性があります。

手術方法の選択

脊柱管狭窄症の手術には、主に2つの術式があります。

ひとつは後方除圧術(顕微鏡下)、もうひとつは椎弓形成術です。

私が選択したのは「後方除圧術(顕微鏡下)」という手術です。

後方除圧術(顕微鏡下)とは?

この手術は、脊柱管狭窄症などで神経が圧迫されている場合に、その圧迫を取り除くことを目的としています。

手術は背中側からアプローチし、顕微鏡を使いながら、神経を圧迫している骨や靭帯を取り除きます。

この方法は、特に圧迫の強い特定の部位をピンポイントで治療できるのが特徴です。

椎弓形成術とは?

もう一つの術式である椎弓形成術は、狭くなった脊柱管を広げるために行われます。

脊椎の後方にある椎弓を切開し、脊柱管を広げることで神経への圧迫を緩和します。

この手術は、圧迫が広範囲にわたる場合に適しています。

低侵襲手術の特徴

私が受けた「後方除圧術(顕微鏡下)」は、低侵襲手術として行われました。

低侵襲手術とは、体への負担を最小限に抑える手術方法で、傷が小さく、回復が早いという特徴があります

特殊な器具と小さな切開を用いて行うため、合併症のリスクが低いのも利点です。

手術の内容

私の手術では、「脊椎固定術」「椎弓切除術」「椎弓形成術(2椎弓)」の3つの手技が使われました。

  • 脊椎固定術は、脊椎を金属プレートやスクリューで固定し、動きを制限することで脊椎を安定させ、痛みや神経症状を改善します。
  • 椎弓切除術では、椎弓の一部を切除して脊柱管を広げ、神経の圧迫を軽減します。
  • 椎弓形成術は、2つの椎弓を切開し、脊柱管を広げることで、神経の圧迫を緩和し、痛みやしびれを改善します。

手術自体は約2時間で完了しました。

術後の説明

手術が無事に終わった後、主治医から術後の説明がありました。

圧迫を引き起こしていた靭帯や損傷していた軟骨がビン詰めにされ、実際に見せられました。

見るのはあまり快いものではありませんでしたが、これで問題の原因が解消されたことを実感できました。

まとめ

今回の手術体験を通して、後方除圧術(顕微鏡下)を低侵襲手術で実施することで、神経の圧迫が解消されました。

次回の記事では、術後のリハビリや退院後の生活について詳しくお伝えします。

脊柱管狭窄症に悩んでいる方々に、私の体験が少しでも役立つことを願っています。

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